自分の近所に変質者が住んでいたら、どうやって子供を守りますか?
その変質者が普段は優しくて、小さな子供達と公園で遊んでくれるお兄さんだったら・・・
最初は、その人がそんなことをするなんて知らなかった。
いつも優しく自分の子供達と遊んでくれる人だと思っていた。
明らかに変な人は子供も大人も察知し、その人に近づこうとはしない。
でも、よくニュースでも見かけるが、「まさかあんなに優しくて、まじめな子が・・・」なんてことは沢山ある。
その人がどんな人かなんて、実際はわからない。
だからこそ怖い。
千葉県松戸市の「リンちゃん殺害事件」いまだに黙秘を続ける渋谷容疑者だって、みんなからの評判は凄く良かった。
リンちゃんと同じ小学校に通う子供達のお父さんで小学校のPTA会長。
熱心にPTAのパトロールに精を出していた。
素晴らしい仕事ぶりを見て、みんなこの人は凄い人だと思っていた。
でも違った。
つい最近のニュースで話題になったのが、11年前横浜県川崎市のJRの高架下のトンネルで黒沼由理さん(当時27歳)を刃物で刺して殺害した
別の通り魔事件で刑務所に服役していた鈴木洋一容疑者(37)が殺人の疑いで逮捕された。
鈴木洋一容疑者は過去に女性から虐待を受けた経験があり、「誰か女性を刺したいという衝動があった」と話している。
こんなことが世の中には充満している。
もしかしたら、変質者になってしまった人達の要因は幼い頃の環境にあったのかもしれない。
その人のせいではなかったのかもしれない。
だからと言って、放置することは出来ない。
同情する気持ちもあるが、自分の子供や夫や親や姉妹、友達が殺されたら絶対に許せない。
どこまで出来るかはわからないが自分の身は自分で守るしかない。
目次
性犯罪の危険性から我が子を守るための実話
近所の公園に変質者が現れる
近所の公園に普段は優しいけど、キレたら怖いお兄ちゃんがいる。
そのお兄ちゃんは高校生なのに、小学低学年の子供達と遊んでいる。
どのママも警戒している。
「あ、今日もいる。」じゃあ、その公園で遊ばせるのはやめればいいのに!!って思う人が大半だと思う。
我が家もほとんど行くのはやめた。
唯一、この曜日は来ないという曜日に遊ばせている。
でも、そこの公園は近所で一番大きくて、みんなが集まって遊ぶ唯一の楽しい公園。
そこで、のびのびと思いっきり、子供同士で遊ばせることが出来ないのが何よりも残念だ。
得体の知れない変質者はいったい誰なのかリサーチ&行動
普段はとっても優しい子のお兄ちゃんが誰なのか気になり、沢山リサーチした。
小さい頃からトラブルメーカーで揉め事が絶えない。
小学校も警察も把握していて、小学校と警察に相談が絶えない。
そんな情報を入手し、子供達が公園に行く時は、必ず付き添い、目を離さないことを決めた。
お兄ちゃんが公園に現れた時は、胸が張り裂けそうな気持になる。
ずっと緊迫状態。
それなら、すぐ帰ればいいのにね。
この段階では、子供達にお兄ちゃんの事を話してはいなかった。
子供が幼いから、過剰反応して不審な行動を取り、キレられるのを恐れた為、私が監視しようと考えていた。でも、この考えは、この日を境にきれいさっぱりなくなった。
この日、息子と娘以外に友達が公園に遊びに来ていた。
お兄ちゃんは息子達と男の子だけで仲良く遊んでいた。
事情を知っているママ友がずっと監視していた。
その間、娘と遊んでいた。
ふとした瞬間に息子たちと遊んでいたはずのお兄ちゃんが娘を抱っこする。
気心知れたうちの娘だけを抱っこする。
ゾッとした。
なぜなら、 以前ロリコンを連想させるような過剰なスキンシップ、異常な眼差し、娘を愛おしそうに見つめ続け、隙があれば抱っこするという行動を繰り返したことがあった。
あれは異常だった。
怖かった。
だから、娘をお兄ちゃんから遠ざける。
お兄ちゃんの素性を知らない娘は嬉しそう。
どうやって引き離していいのかわからない。
「こっちにおいで!!」などあの手この手。
でも、事情を知らない娘はお兄ちゃんに抱っこされて嬉しそう。
そんな時、公園で出合ったママが耳元で「あのお兄ちゃんよく見かけますよね。」なんて話から
「実は幼い女の子を木の茂みに連れて行き、アダルドグッズをその女の子の手に持たせて自分の股間を触らせた。」と話してくれた。
実際にズボンの上からなのかはわからないが、そんなことはどうでもいい。
とにかく怖い!!
その瞬間、娘をまたお兄ちゃんが抱っこした。
心の中で悲鳴をあげた。「やめて~~~~~~~~~~~~」とっさに娘に駆け寄り
理由を付けてお兄ちゃんから娘を引き離し、息子はママ友に任せお店に駆け込んだ。
子供達に性犯罪について話し合う
この日ママ友と相談し、子供達にお兄ちゃんの素性を話すことにした。
ただどうやって話していいのかわからない。
主人に電話しても仕事でつながらない。
悩み過ぎて、母に電話で相談する。
母も困り果てていた。
なぜなら、娘はまだ4歳。
幼い娘になんて性犯罪の危険性について話していいのかがわからなかった。
主人が帰宅し、夜寝る前に子供達に説明することにした。
まずは、私から・・・
「いつも公園で遊んでくれる優しいお兄ちゃんは、いつもは優しいんだけど、たまに石を投げて子供を怪我させたりして怖くなる。」
「え?知ってるよ。」
え~~~~~~~~、知ってるのに遊んでたの?????
子供って、自分に被害が無くて、自分に優しければ変質者でも一緒に遊んでしまうということを知った。
気を付けなければ・・・
「なんで、知ってるのに遊んでるの?」
「わかんない。」
????子供ってそんなもんです。
でも危険すぎる。
「実は、お兄ちゃんは悪いことをして警察に怒られたこともあるし」
「小さい女の子を木の茂みに連れていってしまったこともあるの。」
「もし、お父さんやお母さんがいない所に連れてかれて怖いことされたらどうする?」
「その小さな女の子の事大好きで触ったりもするみたいだよ。」
子供達はポカ~~~ン
「お兄ちゃんにお父さんやお母さんがいない所に連れてかれて、触られたらどんな気持ち?」
「イヤだ。」
「そうだよね。だから、いつもは優しくていっぱい遊んでくれて抱っこもたくさんしてくれるけど、自分から近づいちゃいけないよ。」
「もし、違う所に遊びに行こうって言われたら、ママにダメって言われてるって言って行っちゃだめだよ。」
「お友達が怖い目にあってる時は、近くの大人に大声で叫んで、助けて~~~っていうんだよ。お友達も守ってあげなくちゃいけないよ。」
・・・・・・・
「お兄ちゃん大きいから無理だよ。」
確かに、連れ去られたら逃げ切れない。
親に出来ることは、「助けて~」と叫ぶことを伝えることしかできない。歯がゆくて仕方がなかった。
我が子の身を守るためのお約束
①公園に遊びに行った時にお兄ちゃんがいたら、違う公園か小学校で遊ぶ。
②公園で遊んでて、途中からお兄ちゃんが現れたら自分から近づかず早く帰る。
この2つを約束させたが、その約束をした当日に公園でお兄ちゃんと遭遇!!
二人して素直過ぎる反応・・・・
「あ、いた!!」と声が漏れる。
勘弁してくれ~声には出さないでくれ。
子供は正直なんだね、ハラハラしたよ。
そして、約束通り「帰るよ。」と伝えると「まだ帰りたくない。嫌だ~~」と言って言うことを聞かない。
なんとか無理やり帰ることが出来たがお兄ちゃんは不審がっていた。
家に帰ってから、「なんでお母さんが帰るよ。って言ったかわかる?」と聞くと
「雨が降るからでしょ!」(=_=)確かにそれもありますが・・・
「違うよ。お兄ちゃんが公園に現れたら、帰る約束でしょ!」「あ、そうだった。」完璧忘れてる子供達。
嫌なことだけど、何度も言い聞かせるしかないんだな。
その後、母と電話で今日の出来事を話し、対策を練ることにした。
私が取った行動とは?
性犯罪から我が子を守るため取った行動とは?
警察に相談
朝保育園に娘を送り届けた後、交番に寄った。
誰も居なくて困り果てていると警察が戻ってきた。
そして、事情を説明。
すでに、警察はそのお兄ちゃんについては詳しく把握している。
小さな女の子が性的被害にあったことを話し、今後の対策などを相談した。
現状としては巡回を行っているということだったが、公園でお兄ちゃんが現れる時間に警察を見かけたことは一度もない。
警察も忙しい、ずっと一人に付きっきりで対応できるわけではない。
子供がいるママ達は怯えている事を伝えた。警察は「危険だと思ったら、電話して呼んでください。すぐ駆けつけます。」と言ってくれた。
そうじゃないんだな~~~~、普段は優しいの。
危険だと思ってからじゃ遅いし、そのお兄ちゃんがいるだけで、みんなは怖くて怯えているんだよ!!
そのことを伝えると「危険だと感じた時じゃなくても、公園に現れたら電話してください。巡回します。」
「わかりました。お願いします。」
警察とのやり取りは終わった、これ以上の対策はないそうだ。
そして、なかなか危険だと思わない限り、警察に電話する人は少ない。
あまり、警察も当てにならないかもと思いトボトボと家路についた。
自治体にパトロール強化の依頼をする
母の提案で「警察は忙しくて当てにならないから、他の方法を考えた方がいいよ。
自治体に対策を練るようお願いしてみては?」ということで、まず自分の自治体の会長さんに相談。
「公園の自治体に住む被害にあっているママと一緒にそこの自治体の会長さんに話を持ち掛けた方が、会長は動きやすいよ。」と言われ
誰かその自治体に住むママがいないかリサーチがしたが、どのママも働いている人ばかりでどうにもならなかった。
困り果てて、単独で行動することにした。直接自治体の会長さんのお宅に行き事情を説明。
すごく驚いていたが、結果としては
「警察に話を聞きに行きます。ただし、私達が出来ることはほとんどない。おそらく、警察と話してパトロールを強化してもらうことになると思う。」と言われた。
以前も別件でトラブルがあったらしいが、一時的に警察のお世話になりその問題は一旦収束に向かったが、警察の目が緩むとまた同じことの繰り返しがあったそうだ。
今回の事もきっとそうだろう。
今は、警察の目があるがまたいつどうなるかわからない。
まとめ
他の人の話だとそのお兄ちゃんは小学校高学年の子供達はお兄ちゃんを無視して相手にしない為、低学年の子がターゲットになるそうだ。
やはり、子供が小さいうちは常に付き添い、監視の目を光らせるしかない。
そして、周囲のママ達に事情を説明し、自分の目が行き届かない時は助けて欲しいと伝えるしかない。自分の身は自分で守る。
しみじみとそうするしかないんだと痛感した。

万が一、子供が性犯罪にあって立ち直れなくなったら
トラウマになったら、心療内科にお世話になり続けなくてはいけなくなったら
カウンセリングを受け続けなくてはいけなくなったら
恋愛できなくなったら、結婚できなくなったらと思うと怖い。
そして、子供より先に親が死ぬ。
ずっと一緒に居て守ってあげることは出来ない。
私が先に死んだ時、どうやって生きていくのだろう?
子供の明るい未来を壊しちゃいけない。どんな理由があろうとも我が子を守らなくてはいけないと強く思った。
そして、身近にいつ起こるかわからないという恐怖も知った。
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